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【ハイテック】インタコネクト用PDアレイから40G 変調器ドライバまで幅広く展示

ハイテックのブースで展示された製品群は40/100G市場に向けたコンポーネント、測定器、その他のコンポーネント製品に分けられる。

40/100G向け製品

40/100G市場向け製品では、変調器ドライバ、アンプ(TIA)、40G DQPSK LN変調器などが展示された。 変調器ドライバでは、センテラクスからEAM用とLN用が紹介される。LN変調器用ドライバは、28G 8V(OA3MVM3)、43G 8V(OA4MVM3)など。28Gドライバは、100G DP-QPSKなどをターゲットとした製品。 EA変調器用のドライバアンプ(OA4SMM5)は、3.3Vpp、45GHzまで優れた利得、群遅延フラットネスを実現。GRE-357テルコーディア認定、SONET OC-768/STM-256光変調器ドライバ。900mW消費電力、小型サイズ0.77×1.19×0.26インチ、少ないジッタなども特長。 センテラクスは、自社のコンポーネントをベースにBERTも製品化している。10GBERT、40G BERT、12.5GパラレルBERTなども製品化している。 GigOptixからは、100G DP-QPSK市場をターゲットにしたMZMドライバ(GX62450)が紹介された。5Vpp、消費電力12W。その他、40G DQPSK用には変調器ドライバ(GX6261)、差動リミッティングアンプ(GX3240)も紹介される。GX3240は、日本の大手通信メーカーと40G RZ-DQPSKレシーバ向けに共同開発したものとされている。3×3mm QFN形状で実現されており、27GHzを超える3dB帯域、700m Vpp、差動出力などがアドバンテージ。 これらデバイスに加えて、EOスペースの40G DQPSK LN変調器の紹介もされた。

測定システム

上記のほかに、アラゴン、ルナ、NRT、JGRなどの測定ソリューションも紹介された。 アラゴンは、高分解能チャープアナライザ、高分解能光スペクトラムアナライザ(OSA)を、誘導ブリルアン散乱(SBS)を利用して光ドメインで実現している。このため、同社のOSAは高い波長分解能とダイナミックレンジとの両立が可能になっている。BOSA-Cは、高分解能OSA。測定スパン、速度にかかわらず、分解能0.08pm、>80dB以上のダイナミックレンジで測定。 ルナは、昨年9月にリリースしたOVA(Optical Vector Analyzer)5000位相計測を紹介する。OVA5000は、波長掃引干渉計を用いてTLSのシングルスキャンで、デバイスの特性を高精度測定する。測定項目は、IL、PDL、GD、CD、PMD、2次のPMD。波長分解能1.6pm、波長精度±1.5pm、波長再現性±0.1pm。光位相エラー±0.05rad/±0.0075rad(averaging mode)。

COSEMIのPDアレイ

40G CFP、HPC、HDMIなど、パラレル光I/Oが最近、注目されるようになっている。そうした市場にフォーカスしてPDアレイを製品化しているのでCOSEMI。GaAs 850nmとInGaAs/InPの通信波長のいずれの製品もあり、これらの製品群で民生用途から、通信の40G/100Gまでを射程に入れている。

センテラクスの12.5GbpsパラレルチャネルBERT。0.5〜13.5GHzクロックシンセサイザ、1mのケーブル付リモートヘッドは5台まで可能。

COSEMIの75μm径GaAs PDアレイ。波長850nm、2〜10Gbpsに対応。2-5V動作。HDMI光ケーブル、AOC、40G CFPなどがターゲット。



株式会社ハイテック
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