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ピーエスアイ 産業用途のメディアコンバータやスイッチ

ピーエスアイのブースでは、温度耐性に優れたメディアコンバータやスイッチを中心に展示。また、こうした機器を設置した際に必要となる光ファイバ端面検査&クリーニング装置、Ethernetテスタも展示された。

対環境性に優れた産業用メディアコンバータおよびスイッチ

TRANSITION NETWORKS社はローエンドからハイエンドまで多種多様なメディアコンバータを約1500種取り揃えている。
同社取締役社長 山崎氏は「最近、屋外で使うシステムの需要が増えているので、今回は産業用途の製品にスポットを当てた展示をする」と話す。
例えば、-40℃〜+75℃の環境下に耐えられるメディアコンバータやスイッチがあり、これを使えば屋外でも安定したシステムを運用することができる。
こうした付加価値の付いたタイプでも、10/100/1000のポートを持っているものや、ポート数の多いモデルなどを豊富に揃えている。
通常より過酷な環境で使われる製品でありながら5年保証となっているので、導入後のコストパフォーマンスにも優れていると言える。
PoE機能付きインテリジェントスイッチもラインナップしているので、リング型配線による広域なIPカメラ網、IP電話網、無線LAN網の構築といったことも可能だ。
リング配線のネットワーク網は全体を一筆書きで配線するので、スター型配線と比べて設置コストを大幅に削減できる。
また、配線がシンプルなのでリダンダントなネットワークも容易に構築できる。屋外に設置するIPカメラやアナログカメラに対してスイッチが給電できるというメリットは大きいだろう。

802.3ah OAMやギガビットに対応したスイッチ

TRANSITION社の802.3ah OAMスイッチ「SM24-1000SFP-AH」は、1000 Base-X SFPポート×24、10G XFPポート×2及び拡張スロット×2からなる1.5Uサイズの10Gbpsのアップリンクを備えた電源2重化光ファイバ・インテリジェント・スイッチだ。 サービスプロバイダがユーザに対してエンド間の接続状態をチェックしてセキュアなサービスを提供するための管理機能をサポートしている。 山崎氏は「最近、802.3ahに対応したスイッチの実績が増え始めている。CO2削減などが注目されているので、ネットワークをきちんと管理することや総合的なシステムを構成することが需要なファクターとなる」と説明する。

各種SFPモジュールを用意

TRANSITION社はSFPモジュールも幅広くラインナップしている。一般的なタイプの他に、CWDM用、長距離対応、低価格でシスコ社製品と互換性のあるモデルなど様々だ。更には10G対応のXFPもある。 山崎氏は「メディアコンバータにCWDM用のSFPやフィルターを入れればCWDMのソリューションにできるといったところをご案内していきたい」と語る。

光ファイバ端面検査&クリーニング装置でトラブルを予防

1Gbps、10Gbpsと通信速度が高速になるとともに重要性を増すのがコネクタ汚れの対策だ。システムの不具合としてコネクタ端面の汚れが原因であるというケースは多いが、最初に端面をクリーニングすることで防ぐことができるので、後に原因不明のトラブルで時間をロスすることも無くなる。 JDSUの端面検査装置は数μmの汚れを目視することが可能なので、汚れの拭き残しをほぼ無くすことができる。例えば「デュアルCCDタイプ端面モニタ」は、プラグ側とアダプタ側をワンタッチで切り替え可能な使いやすいモデルだ。観察倍率は200倍と400倍の切替が可能。 1.8インチのTFTモニタにより鮮明な画像が確認できる。従来よりも小型化を実現し、端面検査装置とクリーニング・ツールをまとめたケースで首に吊り下げて作業できるエッセンシャル・ツール・キットも好評だ。

イーサネットのテストを低価格で実現

メディアコンバータ等を設置した際にはネットワークの動作確認が必要となるが、その低コスト化を実現したのがJDSUのテスタ「SmartClass Ethernet」だ。 1Gまでの電気または光インターフェイスに対応しており、パケット、IPベースでのテスト、QoS、VLANのテストができる。山崎氏は「パケット発送とループバックのモデルを購入しても100万円以下でご提供できる」と、コストメリットを説明する。


産業用ギガビットメディアコンバータ SISTG10xx-111-LRx

産業用リモート管理機能スイッチ SISGM1040-162D-LR


株式会社ピーエスアイ
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