化学装置 2015年6月号

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【特集】「 安心と安全 」に対応する新食品製造技術



食品製造における異物混入防止対策

吉田技術士事務所 吉田 照男

泥くさいが実務的効果を上げる食品異物対策

QDC革新研究所 中村 茂弘

食品分野におけるイオン交換膜電気透析法の応用
-他の分離技術との比較

アストム 土井 正一

電解水と生成装置

機能水研究振興財団 堀田 国元

まだできる食品排水処理のコストダウン

ユニテク 阪野  昇

食品粉用混合システムとその活用技術

ポラリス  寺田  融

【特設記事】


PM 2.5の実態を知ろう~PM 2.5 の特性、環境基準、中国 ・日本の現状、我が国の石炭火力発電・自動車~(下)

廣川産業・技術研究所 廣川  一男

【特設記事】


「Industry 4.1 J 」ソリューション適用事例 〔2〕

VEC 村上 正志

【緊急リポート】


2015年12月から始まるストレスチェック制度とは ?

認定心理士 吉川 治彦

□巻頭言□


「心豊かなライフスタイル」 の実現を目指して

日本リファイン 川瀬  康人

○技術トピックス○


粉体の均一な加湿 ・混練 ・溶解を実現 生地づくりに連続自動化
-フロージェットミキサーシステム-

粉研パウテックス

融点測定システム Excellenceシリーズ MP70 , MP90

メトラー・トレド

【新連載】


品質革新・革命によるモノづくり・イノベーションへの再構築

露木生産技術研究所  露木 崇夫

【連 載】


SCE・Net 安全談話室

化学工学会 安全委員会

プラントエンジニアリング・メモ

エプシロン 南  一郎

化学分析 ・測定の基礎知識

名古屋市立大学  齋藤  勝裕

知っておきたい微粒子をめぐる世界

種谷技術士事務所 種谷 真一

技術者のための創造力開発講座

飯田教育総合研究所  飯田 清人

地球環境とバイオリアクター

近畿大学 鈴木 高広

新化学化時代
アニリン染料製造の前提としての“ジアゾニウム塩”生成のメカニズム

華和商事 村田 逞詮、岩本 悠希


セミナー情報, 情報ファイル, P&PInfo., 新刊案内, コラム, 次号予告など。


【見どころ①】
6月に改正された労働安全衛生法で、間もなく、“化学物質リスクアセスメント”の義務化となる。そこで、【緊急リポート】として、「2015年12月から始まるストレスチェック制度とは?」(吉川治彦氏)についての解説を頂いた。一部を紹介すると、次の通りです。
「 昨年6月、改正労働安全衛生法が公布された。改正内容には、①化学物質管理の在り方見直し(リスクアセメント義務付け等)、②ストレスチェック制度の創設(及び面接指導義務付け等)、③受動喫煙防止対策の推進、④重大な労働災害を繰り返す企業への対応等が含まれる。このうち①は化学物質を扱う事業者にとって重要な内容であり、来年6月に施行するための指針が間もなく公表される予定である。②については、本年12月1日から施行するための指針が4月15日に公表された。ストレスチェックは、化学産業を含めすべての労働者のメンタルヘルスに重要な役割を果たすと考えられる制度であるので、そのポイントを紹介する。今後はこの制度は事業者の義務となる。ストレスチェック制度の創設は、精神障害の労災認定件数が3年連続で過去最高を更新し増加傾向であることが背景にある。12月から始まる本制度は、業務におけるストレスに対し労働者自身が気づき(1次予防)、メンタルヘルス不調のリスクを低減させる効果が期待される。」以下は本文をご参照ください。


【見どころ②】
「電解水と生成装置」(堀田国元氏)の“1.はじめに”での概要は次の通り。
「 電解水とは、電解質が溶解している水溶液(水道水、食塩水、塩酸水など)を直流電解することによって生成する水溶液の総称(①飲用:アルカリイオン水:  アルカリイオン整水器で水道水を陰極電解。
②衛生管理: 酸性電解水(次亜塩素酸水;食品添加物): NaCl水や塩酸水の陽極電解。殺菌効果。③洗浄除染:今日アルカリ性電解水である。①②③に示すように、継続飲用による胃腸症状改善効果が公認されているアルカリイオン水、殺菌活性と安全性の高さにより食品や医療などの分野で衛生管理に使われている酸性電解水(次亜塩素酸水)やオゾン水、そして洗浄除染に使われている強アルカリ性電解水などが知られている。電解水は、1990年代初めに“魔法の水”としてテレビ報道されたことにより世の注目を浴びたが、科学的研究は厚生省所管の財団法人機能水研究振興財団(1993年)が発足して始まったと言える。以来20余年の間に、各種の認可取得、研究組織や企業組織の発足・連携が関係者の努力により実現し、それらが基盤となって2002年には日本機能水学会が設立された。今では、各種の研究プロジェクトが実施され、オープンな場(研究会、学会、学術誌)における活発な発表・討論が行われ、種々の情報や知識を共有化し、世に広める努力が行われている。 電解水は、「人為的な処理によって再現性のある有用な機能を付与した水溶液のうち、処理と機能に関して科学的根拠が明らかにされた(およびされようとしている)もの」と定義) されている機能水の代表的なものである。機能水が科学的にも社会的にも信用されるためには、生成原理、生成水の品質(物性・規格)、有効性および安全性に関する科学的根拠の開示、第三者による検証、そして品質を確認する方法のユーザーへの提供が重要である。」と。本稿では、機能水の歴史を体現する形で歩んできた電解水と生成装置について紹介されている。


【見どころ③】
現場力による品質革新・革命・「モノづくり・イノベーション」再構築への取り組みについて、技術士 露木崇夫氏の新連載『品質革新・革命によるモノづくり・イノベーションへの再構築 第1回』がスタートする。“1,はじめに”の一部を以下に紹介する。
 「最近耳にするニースに、「日本の労働生産性はOECD加盟34か国中20位で、仕事の効率、世界に見劣り」との表題を目にした。「1時間当たりの労働生産性は、2013年に41.3ドルで、トップのノルウェーは87ドル、4位の米国65.5ドル、週50時間以上働く人の割合が32%で、フランスの3倍。無駄な残業が生産性の低下につながっている可能性が高い」と評している。日本の人口減少からも労働生性の向上は不可欠としている。また、某外国誌では、「日本の労働慣行は旧態然としている」との評論があった。加えて、「日本の賃金が外国比較では、時間当たり賃金は高い」。一方、「品質では、モノづくり海外移管で国内は空洞化が進んでいるが、品質造り込みでは、設計開発では「生まれの品質」、特に、生産ラインの「育ての品質」による品質造り込みが製品原価高を惹き起こしているとの見方」がある。「日本は資源が乏しく、食料も海外からの輸入で頼っている現状から考慮すると、これ等への根本的な見直しが求められている」。デフレから脱出、正常な経済成長には、これらの課題への対処が必要と思われる。」と。




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