化学装置 2012年2月号

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【特集】初歩から学ぶ配管技術


―現場で役立つ配管材料、ポンプ、バルブ等の最適選定―
配管継手の省エネとコスト低減
長堀工業 油 善紀、森生 敦

―NACクイックカップリングCSPEシリーズ―
流体分析配管システムのモジュール化
日本スウェージロックFST 石田 哲嗣

―Swagelok PrESS によるソリューション―
作業効率の大幅な向上を図ったBFMフィッテング
アイシン産業 稲垣 豊

高精密定量ポンプの特徴と適用例
兵神装備 宮崎 康則

―「モーノポンプ」の上手な使い方―
スパーク消火システムと保安対策
BS&Bセイフティ・システムズ 那須 貴司

省エネ化を推進する定流量弁
日本フローセル製造 相澤敏雄、下田 英司

耐食・帯電防止フッ素樹脂ライニング
日本フッソ工業 中西 智昭

【一本記事】


精密濾過と真空脱水装置の特徴と適用例
ニクニ 大久保 豪

【一本記事】


水中からの超高効率ホウ素除去技術
和田 祐司、松上 俊行、森 俊輔

【一本記事】


わが国の化学産業復権への道
次世代化学プラント技術者への提言
産業技術総合研究所 中岩 勝

【巻頭言】


福島第一原発の事故から学ぶ
―化学装置の安全管理と環境管理-
廣川産業・技術研究所 廣川 一男

【企業紹介】


多用途対応の多種類遠心分離機を開発する
GEAウエスト ファリアセパレータ

【新工場・企業紹介】


日本熱源システム、滋賀県大津市に新工場を竣工
日本熱源システム

【技術トピックス】


省エネ・エコに役立つエア駆動式ダブルダイアフラムポンプ「エアーパンテージ」
富永産業

ERO型サニタリー用「破裂版」(ベントカバー)
日本フェンオール

真空式粉体輸送投入装置
徳寿工作所

【連 載】


プラントエンジニアリング・メモ
エプシロン 南 一郎

エネルギーの基礎知識
名古屋市立大学 齋籐 勝裕

2010年代世界化学工業の展望
産業技術評論家 田口 定雄

環境改善の進め方
露木生産技術研究所 露木 崇夫

化粧品の材料設計―基礎から応用まで―
近畿大学 鈴木 高広

知っておきたい微粒子をめぐる世界
種谷技術士事務所 種谷 真一

情報ファイル/ P&P Info. /  新刊案内「初歩から学ぶ粉体技術:内藤牧男、牧野尚夫編著(森北出版発行」)など、コラム/ を紹介。



注目記事・見所・読み所


(1)巻頭言
『福島第1原発の事故から学ぶ』では、廣川一男氏曰く「今回の最大の事故の最大の原因が全電源喪失による冷却不能であった。」「全電源喪失時は8時間以内の復帰で、13.5時間以上では重大災害になる」と予測される。「福島第1原発も8時間復帰を定められていたが、活動の報道がない」ことを大変残念がっていた。
続けて曰く、「災害は忘れた頃にやって来るといわれる。我が国のプラントが古くなり、担当者も世代交代で団塊の世代が不在になるため、今回の事故原因を徹底的の調査をしてガイドラインを再度作成して、冑の緒をしっかり締め直して頂き、予防に努めて頂くことを希望します」と結んでいる。


(2)『コプロダクションと企業間連携』を提言寄稿の産総研・中岩勝氏は、イントロで、「コプロダクション(エネルギー・物質併産)システムは、コジェネレーションシステムが、燃料から電力と熱を併産するのに対して、原料物質から、製品とエネルギーを同時に生産しようとするものである。この言葉は10年以上前に米国において、石炭を石油のように、火力発電の燃料と化学製品などの原料に併用することで高い付加価値を生み出すシステムとして使用された。わが国では東京大学生産技術研究所の堤敦司教授が、物質とエネルギーを併産することにより燃焼過程で発生していた有効エネルギー損失を大幅に低減し、革新的な省エネルギーを達成するシステムとして最初に提唱した。今日では、一般的にエネルギーと製品を同時に生産するという意味で、その概念が普及しつつある。」と紹介し、本文では、「コプロダクションの概念」「合理的な生産プロセスの構築」「熱ピンチテクノロジーのコンセプト」「物質ピンチテクノロジー」「省エネ評価実証事例」「導入効果」などを各項目として取り上げ、解説を試みている。最後に氏は、「このような概念の導入で複数企業間の強化と環境対応を両立させる生産システムの確立が期待される。」と結んでいる。


(3)『特集:初歩から学ぶ配管技術』では、配管継手をはじめ、ポンプ、バルブなどに関して、いかにうまく使いこなせるかを、各関連部品・材料メーカーに鎬を削っての解説をして頂いた。本特集を読まれることにより、配管技術の基礎知識や最新情報を身につけ、導入時での最適化を図ったり、省エネや、ランニングコストの低減が実現できるのではと考えられる。また、プロセスの設計時や、化学装置構築時のヒントになれば幸いである。






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