【特集1】:『アンケート調査2015』
回答者の9割超が2015年度の通信市場を安定推移と予測
OPTCOM編集部は2014年12月、光通信関連企業から113社を抽出し、市場動向を探るアンケート調査を行った。その結果、2014年の光通信全体の景気を「伸びた」と見る回答者が、2013年とほぼ同じ45%超であることが分かった。光通信市場は2013年、2014年と2年連続で安定推移している。
前年の調査との比較では、市場を「横ばい」と見ている回答者は、前回(37.5%)より若干減ってはいるものの、ほぼ同程度(35.7%)。一方、市場が「落ち込んだ」と感じている回答者も、前回(17.5%)と今回(19.0%)との差は小さい。前々年(42.1%)の調査と比較すると大幅に減少しており、市場は安定的に推移している。ただし、好況予測も安定予測も期待ほどではなかった。
2013年、2014年と相対的に好調に推移した光通信市場だが、この成長トレンドは今後も続くのか。回答者は、前年の予測と同様、極めて楽観的に市場を捉えており、回答者の約93%が市場は安定推移すると見ており、約73%は好況が続くと見ている。
【特集2】:『光コネクタ最新動向』
光コネクタ製品の製造、アセンブリに携わるメーカーから、市場動向や最新製品に関する話を聞いた。
話題の中心は多心光コネクタ。世界的にデータセンタ建設が進み、膨張の止まらないデータトラフィックを支える多心光コネクタの採用が増えているのは、ここ数年続いている傾向だ。特に北米のデータコム需要は依然として大きく、昨年夏から秋にかけて生産調整があったものの、現在は回復傾向にある。国内においてもデータセンタ案件にて多心コネクタの出荷が伸びたという声も有る。バックボーンにおける40/100G対応から、MTP/MPOコネクタの心数も12心や24心と増加傾向にあり、オリジナルブランドの多心コネクタを扱うメーカーも増えてきた。それに伴い多心コネクタ周辺のビジネスも市場規模が拡大しており、クリーナー、研磨機、測定器等、関係各社の競争は激しさを増しているようだ。
今回は他にも、LCや防水タイプ、そして放送や産業機械、医療分野をターゲットとした光コネクタ製品の最新情報にも触れる。
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ITEM CODE | OPT201502-m |
PRICE | 1,395 円(税込) |