アジア最大級の商談展である第15回光通信技術展~FOE2015が、4月8~10日の日程で東京ビッグサイトにて開催されている。各出展社の出展内容は弊誌『OPTCOM』FOE特集号で取り上げており、会場入口でガイドブックとして無料配布中だ。ここでは、弊誌で取り上げきれなかった最新の出展製品を会場からレポートしておく。

住友電気工業(Booth No.28-19)
 住友電工は新型MPOコネクタ「SumiMPO」を発表した。先月のOFC2015では未発表だったので、今回のFOE2015が初お披露目となる。高密度実装における使いやすさを念頭に置いた製品で世界トップクラスの小型化を実現、従来型のMPOコネクタから36%短縮されてブーツを含めて38mmの長さとなっている(Telcordia GR1435もクリア)。最大0.25dB/plug(OM2,3,4)という超低損失対応で、極性変換も容易に可能。また、同社独自のポイントとして、アタッチメントを利用した簡易ジェンダー変換、半差し防止を目的とした世界初のプッシュプル式アウターハウジング、そして高密度実装時でも挿抜を簡便化した後付け可能なプッシュプルタブの三点が挙げられる。これらのポイントについては、いずれも特許出願中となっている。また、新製品としてLC型の防水光コネクタも発表、IP67対応で嵌合方式はバヨネット(bayonet)、心数は1心と2心。
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扇港産業(SENKO)( Booth No.30-6)
 SENKOは巴川製紙所(TOMOEGAWA)の新製品である「MPOスマートクリーナー STICK」を発表していた。同社のクリーナーは、粘着体にゴミを押し付けて取る今迄に存在しないタイプの手法を用いている。従来のMPOクリーナーとしては、綿棒の他にフジクラ(Fujikura)、NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)、精工技研(SEIKOH GIKEN)が取り扱っている不織布タイプの製品が知られている。しかし、綿棒では繊維の付着が残り、不織布ではオスタイプのコネクタ清掃に問題が生じる。同社のクリーナーでは、柔軟な粘着弾性体に押し付けることでガイドピン付きのオスコネクタでもピン周りのフェルールの隅々まで端面を傷つけずにゴミや油脂を清掃することが可能だ。大きさも手のひらサイズでコンパクト、スキルの無い作業者でも1アクションで簡単に使用することができる。同じコンセプトの光トランシーバ用クリーナー「Optres」も既にラインナップされており、LCポートのトランシーバスタブ内のゴミ除去に最適なこの製品は大手トランシーバメーカーにも採用されている。
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